株式会社ケノンソフトは2023年5月25日、川越市内にあるマンションを対象にドローンに搭載した赤外線カメラによる外壁点検を行いました。（写真１）ドローンによる外壁点検は、作業の省力化、コスト低減、作業の安全性の確保などの観点から、非常に有効な手段です。

建築基準法第12条に基づく定期点検（12条点検）は、これまで、足場を組み打診による点検が主流でしたが、昨今では法改正により赤外線による点検も正式な調査として認められるようになりました。タイルの浮き、ひび割れやその劣化状況をかなりの精度で確認（写真２）することが可能となります。

ドローンによる外壁点検は、工期やコスト削減に繋がることはもちろんですが、赤外線データの画像の共有、データの維持管理の側面からもメリットがあります。また、近年、マンションやビルなどの外壁タイルの剥落による事故は後を絶ちません。未然に事故を防ぎ、安心、安全な暮らしに繋がるようドローンによる定期点検サービスの展開を図っていきます。